Trombone Shorty 2010-12-13 Club Quattro

フジロックではFOHのステージを見逃し、深夜のCrystal Palaceで短いshowを体験しただけのTrombone Shorty。Full length showは2008年のNew Orleans以来だ。

まず、みんな大人になったなと思う。2008年には本当に子供みたいな顔で、ステージに出てきたときも地元の子供がボーヤをやっているのだと思ったくらいだったのに、すっかり青年ミュージシャンの顔になった。頼もしい。

ステージ全体は期待を上回る素晴らしさ。これだけ好みの音楽の要素(Meters, Maceo Parker, JB's, P-Funk, Allein Toussaintなどなど)を曲ごとに散りばめて、若々しい、勢いのある演奏をするバンドはちょっと他にいないだろう。

CDとは曲のアレンジが少々変わっていたのも楽しめた。長いツアーですこしづつアレンジを詰めて来た結果ではないか。

２年前のステージではMCや身振りで、無理やりにでも盛り上げてやろうっていう気負いが見えてて、少し残念でもあった。Vocalの比率も高く、もっとトロンボーンを吹いて欲しいとも思った。今回のステージではどちらも大きく改善されていた。特に目立って煽る様子はないが、自然と滲み出す何かによって、客席は盛り上がってしまう。トロンボーンも十分に吹いてくれた。毎月観たい！